2月例会 ー 「新建ゼミ2018 シリーズE」講演会の報告
『宅老所よりあいの活動を通して見る 建築とまちづくりの可能性』
日時:2018年2月24日(土) 一部:講演 二部:座談会
場所:アクロス2Fセミナー室2
参加:35名
新建 福岡支部の新建ゼミEシリーズ第1日目 inアクロス福岡
介護と地域のつながり可能性は無限にあるんだな〜
とっても良い夜ですが、明日も見学会のためお休みなさい💤。
【建築とまちづくりの可能性を見る企画】
昨夜は講演会と座談会。本日は福岡市内の3か所のよりあいを見学しました。
単に建物(ハード)を作ったのではなく、地域に居場所となる拠点が狙って作ったというより集ってくる人によって徐々に作られていった感じ。建築技術者向けのセミナーではあったけど、未来に向けて建築だけにとどまらず、広い視点から現状認識が出来ました。
一人の老人を救いたいという思いが、地域づくりに繋がった。そんな「場」が育まれていった過程(ソフト)の部分に感銘を受けました。
「地域の縁側」といったコンセプトにも感動。
最近の施設は設備の充実や内装の綺麗さを競っているかもしれませんが、高齢化に伴って記憶がタイムスリップする高齢者には、和風住宅ならではの雰囲気や、畳に寝転べたり柱に掴まれたり出来る程よい空間が合う。車椅子主体の空間は広く、白い壁ではどこにいるのかが分からなくなるとの事。在宅と終の住処となる間をどう繋いで行くかが地域の可能性。
人って集いその中で起こる揉め事を解決しながら互いに環境をより良くする本能があるようです。
凄いな、人って‼️ 地域って‼️
(巻口 義人)
「宅老所よりあい」は 1991 年、一人のお年寄りを支える取り組みに始まる地域福祉の砦、 高齢者福祉分野の草分けです。「よりあい」の歴史を振り返ると、そこには常にお年寄りのた めの「場」づくりがありました。この講座では、「宅老所よりあい」の場づくりの歴史をとお して「建築とまちづくり」の可能性について共に感じてみたいと思います。建築とまちづく りに携わる建築家、技術者の皆さん、特に建築を志す若人の皆さん、奮ってご参加ください。
<開催趣旨>
今日、「建築とまちづくり」はその力を社会のために十分に発揮できているでしょうか。「質実な建築」を通して人の暮らしや地域の人々のつながりを思うことが蔑ろにされてはいないでしょうか。住宅は作り上げるものではなくカタログ商品となり、需要を超えるマンションが乱造されています。都心に残された大切なゆとりの空間も、知らぬ間に経済活動の舞台へと姿を変えています。遂に市民は「建築すること」への期待を失い、建築技術者も建築への無力感に慣れてしまったかのようです。
当講座ではこのような問題認識に立ち、さまざまな事例を見ながら改めて「建築すること」の可能性を感じてみたいと思います。シリーズ初回は、「宅老所よりあい」の活動の歴史を取り上げます。高齢者福祉分野の草分けがどのようにお年寄りのための「場」をつくってきたのか。その歴史をとおして「建築とまちづくり」の可能性について共に感じてみたいと思います。
日時: 2018年2月24日(土) 開場18:15 講演18:30~20:30
一部 講 演 村瀬孝生さん「場を育む」
二部 座談会 村瀬さん、宮野さん、濱崎さん (司会:大坪)
※翌25日(日)午後、“よりあい”各事業所の見学会を行います。(市内3か所を予定)
<会 場> アクロス福岡2F セミナー室② 定員60名(福岡市中央区天神1-1-1)
<資料代> 新建会員500円 一般1000円(当日受付にて徴収)
<見学会参加費> 新建会員、一般共1000円(当日徴収)
<主 催> 新建築家技術者集団福岡支部
(お問合せ/風土計画 月成・大坪 TEL092-737-3633)
[お申込み方法]
受講ご希望の方は下記の要領で E-Mail にてお申し込みください。
⇒ shinkenfuku@gmail.com 件名「受講申し込み」
記載事項 : ○お名前 ○所属(会社、学校名など) ○連絡先電話番号(できれば携帯電話)
○受付確認メールの返信先アドレス ○25 日見学会の参加希望 有・無
・お申し込みが定員に達しましたら締め切りといたします。
・整理の都合上、なるべくメールにてお申し込みください。
・見学会への参加申込みを戴いた方へは、後日、詳細をお送りします。
・FAX での申し込みをご希望の方は、上の「記載事項」を漏れなく下記へお送りください。
⇒ 092-737-3636 (風土計画) 件名「受講申し込み」