震災後約10ヶ月経った熊本市内を見てきました。
熊本市内だけでなく、県内各地で左のような解体工事が進んでいて、街の風景がどんどん変わっていっています。
熊本市内の状況
[1段目]
大きく被災した分譲マンションなどは、まだそのままの状態です。
視察を行なった「保田窪」や「熊本駅南」のマンションです。
[2段目]
ピロティが崩壊したマンション等は解体されていました。
同様に「西原のマンション」や「上熊本駅のマンション」の跡地です。
[3段目]
一部が崩壊した「京町のマンション」などはまだそのままの状況です。
外壁に大きな亀裂の被害のあった「ホテル」は改修が進んでいます。
中央区「新町」周辺の状況
中央区の古い町並の残る中央区「新町」の周辺は、なかなかまだ解体や補修が進んでいません。
そんな中で1階が古い煉瓦造の建物を発見しました。周辺のRC等の建物が大被害を被る中で、よく(なぜ?)耐えたものだ!と感心させられる建物でした。
「桜町再開発」の状況
偶然ですが熊本最大のビッグプロジェクトである「桜町再開発」の起工式が行なわれていました。
熊本県内からかき集めたのでは無いかと思う10台近くの杭打ち機が立ち並び、基礎工事も始まった現場は壮観な眺めでした。
はたして熊本復興の強力な「カンフル剤」となるのか?それとも時代遅れの厄介な「お荷物」となるのか?答えがでるのはまだまだ先のようですが…。
ちょと気になったもの
これはおまけですが、ご覧になった方はどう感じるでしょうか?
熊本市内の中心部に昨年末に完成した「某N○Kの新放送会館」です。
歩道から歩きながら建物の上を見上げると、何やら不思議な配管や設備が丸見えです。ちなみにこちらは一番よく見える正面です。
某大手組織事務所の設計で某大手ゼネコンの施工ですが、巨額な施工費を掛けながら残念な状況…。改めて受信料払うのも嫌になるものです。