福岡支部において、熊本の磯田先生を中心とした支援を行おうとしている、小川町の伝統木造住宅の状況を視察しました。
その後、被災した宇土市役所や市営団地の復旧状況などを確認してきました。
小川町の伝統木造家屋の状況
小川町を訪れるのは3回目です。何度見ても自分の非力を感じます。伝統的建物には大いなる魅力を感じますが、民家の知識がない自分は何の役にも立ちません。昔裕福だった時に大きな材で豊かな空間を作ったものを、維持することはそれなりに大変です。それに加えて思いもしない大きな地震がやってきた。これを修復するには一体いくらくらいかかるのだろう。以前見た時より少し傾きが増えたような気がします。そんな中、麹屋さんの落とされた土葺きの瓦屋根が、スレートになるかと危惧していましたが新しい瓦になっていました。
(福岡支部:渋田)