2016年7月24日18時〜
新建復興支援会議の九州ブロック会議を熊本市の市民会館にて行ないました。
関東、関西の会員を中心として九州の会員を合わせて30名と、地元の支援団体の方々3名の参加で、短い時間でしたが状況報告や今後の支援の方法についてを議論しました。
◾️ブロック会議の視察詳細については下記のページに載せています。
ブロック会議と懇親会の状況
地震保険の鑑定調査に参加して
東日本大震災の時、たまたま縁あって仙台にて一か月間地震保険の鑑定調査に行っていました。その時初めて地震保険の制度の内容と意義を知り、大地震の被災救済に非常に大切なもののひとつである事を実感していました。現金が被害認定と同時に被災者に直接渡されるものである為、カンフル注射となるのです。
4月下旬から熊本に詰めて3か月間ほど地震保険の鑑定調査をおこないました。東日本大震災の地震保険による支払総額は2兆3000億円になったようですが、今回の平成28年熊本地震における地震保険総支払額は4000億円ほどではないでしょうか。
現在の保険金総支払限度額は7兆円を超えており、今後起きる南海トラフ大地震にも備えないといけないのであるが、熊本県の地震保険加入率が26%と全国平均70%の半分以下であった状況では、残念ながら払いたくても払えない。残念です。
(福岡支部 蓑原信樹)
震災後の支援をすることになれない福岡支部などの私たちは、全国災対連の方や熊本地震被災者支援共同センターの方々の動きに引っ張られて、わずかに動いた気がします。
施工する人々と比べて、どれだけの役に立っているのかわかりません。皆さんのご意見にも出た職人さんの養成が急務だとのご指摘。それと同時に建物(特に住まい)の維持管理を教える教育も必要なのではないか・・・と考えたりします。
(福岡支部:渋田)