震災後約1カ月後の南阿蘇に行って来ました。
益城町から西原村を通って南阿蘇へ向かうグリーンロードは既にきれいに整備されていますので、熊本市内からも1時間と少しで行けるようになっています。
南阿蘇を愛する素敵なギャラリー「NYIMA」の馬場さんのお店は、ようやく今週の初めに店内やギャラリーの片付けが終了したとの事でした。まだ周辺のお店は休業しているところばかりなので、少しでも阿蘇を盛り上げたいと照明を点けて飾っているそうです。
すぐお隣にはご自宅もあるのに予震の恐怖もあってか、つい先日まではまだ車中泊をされていたとの事。水や物資も復旧はしたけれど、このまま阿蘇が忘れ去られる事を心配されていました。
また、熊本市内からのメイン道路であった俵山トンネルの再開は、もしかしたら10年近くかかるのでは?との事。特に東海大学のアパートなどがあった立野周辺の被害はひどいし、これから梅雨に入ってからの崖の崩壊等の心配もされていました。
美味しいランチを頂いた「ボンジュールプロバンス」さんは、いつもなら予約しなければ行けないのですが、さすがにお客様は少ないとの事です。 幸いにもお店には大きな被害はあまり無く、少しお皿などが割れた程度ですんだという事でした。美しいハーブガーデンの素晴らしいお庭や、素敵なお店の建物も以前のままの姿でした。
ちなみに場所はグリーンピア南阿蘇の近くで、三菱重工の保養所の奥にあるところです。カーナビの地図では何故か違うルートになるので、行くならばグーグルマップで!(^_^)
これから美しい初夏の阿蘇に、お客さんが戻って来られるのを、みなさん心待ちにされておられます。ぜひお時間のある方は阿蘇に行って下さい!大分もかな?!
[余談]
12日の夜は、やはり被害のあった住宅の相談を受けている大学時代の先輩と一緒に、熊本市内の飲食街で食事をしましたが、熊本市のメインストリートである下通から上通を抜けるのに、数多くの居酒屋などの客引きに会いました。私も身内が市内で飲食業をしておりますので、今回の状況は身に染みてわかりますが、生活をかけての切実な様子が伝わりました。
その帰りのホテルまでの道のりも、今度はスナックやバーのひと達もまた増えて、お誘いを振り切るのに後ろ髪が引かれる状況でした。
少し治まったかな?と思っていた予震も、夕方に1回と夜中にも少し強い揺れを感じ、収束しない状況が悩ましいです。