昨日の5月8日は、4月末に弁護士さん方を中心とした福岡での電話相談会であったご相談の現場を福岡、鹿児島の弁護士さんと現地確認に行って来ました。
新建福岡支部からは片井氏、川崎氏、卯野木氏、鹿瀬島の4名が参加をしました。
熊本市内を4つの班に分かれて一班で4カ所前後を、鹿児島からの方々は宇城市周辺の相談にあたられました。
■片井氏と私が担当した市内の住宅は、どちらも築年数は新しく木造住宅自体の損傷は少なかったのですが、地盤の不同沈下が見られるためか、1/100程度の傾斜が生じていました。引戸やドアが勾配にそって開くのが見られ、お住まいの方は床の傾斜が気になるとの意見が多かったです。
どちらも地盤調査での基礎の検討は行なってありまして、地盤補償等も取得されていましたが。地震などの天変地異は免責の要項もあるため、瑕疵との判断は難しくまた補修方法もどうするかが悩ましい状況です。
2件目は地震前から多少傾いていたような気もする…との事で、以前から施工者に相談はされていたようです。瓦礫の混じった造成地ということで、杭打ちの記録ではそれなりにきちんとした深さまで打設されたようにはなっておりましたが。もし杭ごと下がったのであれば、補修の方法が困難かもしれません。
1件目は一般的なベタ基礎の場合でして、もう1件は地盤改良の杭基礎によっての上にベタ基礎でしたが、どなたか補修の方法をご存知の方は教えて下さい。やはりこんな改修方法でしょうか?
http://www.upcon.co.jp/index.html
■その後に私の友人の東区の分譲マンションの被害の確認に伺いましたが、今まで見ていた市内の被災状況とは異なり、RC造の新耐震以降のマンションの被害が大きくまた相当数の数がある事を改めて知りビックリしました。